故河野進牧師は、多くの素晴らしい詩を残しておられる。若い頃、大阪で一度だけお会いしたことがある。河野先生は、和歌山県のご出身で、1990年まで岡山の玉島教会の名誉牧師としてご用をしておられた。今は天上の人である。しかし、河野先生は、今なおその詩を通してやさしく語りかけている。
「50年」 母の詩をつくって50年になる 毎日というわけではないが 全然忘れない うれしくても かなしくとも 母の詩をつくる 母は病床でも口三味線をひいていた 母を思うと幸せになる みんなよい母になってほしい わるい母はいるはずがない
「いつも」 お母さん 笑ったら ほんまにやさしい顏や ぼく大好きや いつも笑ってて「だまって」 お母さん おにぎりのようやな どうして だまってはいるけど 顔見たら うれしくなるもん
「かまわない」 貧乏でも 無学でも 病弱でも かまわない お母さんは 正直で とてもやさしいんだ ぼくは胸を張った
人のいのちは神秘である。これも創造者の摂理の中で生み出されるのであろう。母として生きる使命を感じて、また母をいただいたことを感謝する母の日でありたいと思う。
